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2026.9.27

【美容室難民】サロンでは良かったのに、翌日から髪が扱いにくいのはなぜ?

  • 齋藤 陽介
  • お悩み解決

美容室では良かったのに、翌日から髪が扱いにくいのはなぜ?

こんにちは。表参道・南青山の美容室「5SCENE AOYAMA」の齋藤です。


 

青山表参道美容室5SCENE AOYAMA サロンチーフ。

日々のヘアスタイルや、大人女性向けショート・ボブのデザインは Instagramでも発信しています。

サロンスタイルの雰囲気や、実際のお客様の仕上がりを 事前に見ていただけるので、よければ参考にしてみてください。

▶ Instagram:https://www.instagram.com/ysk1983s

 

美容室ではきれいにまとまっていたのに、翌朝、自分で乾かしてみると何かが違う。

横が膨らんだり、前髪が思った方向へ流れなかったり、毛先がまとまらなかったり。「昨日はあんなに良かったのに」と感じた経験がある方もいると思います。

美容師とお客様では、ドライヤーの使い方やスタイリングの技術が違います。ただ、それだけが理由とは限りません。

僕が大切だと考えているのは、美容室で仕上げた瞬間のきれいさだけではなく、翌日から自分で扱えるかどうか。

その違いを考えるうえで、実はカットと同じくらい見てほしいのが、スタイリング剤をつける前の「乾かし方」です。

 

美容師は、ただ髪を乾かしているわけではありません

僕がお客様の髪を乾かすとき、最初に見るのは髪の生え方と毛流れです。

つむじから髪がどちらへ流れているのか、前髪はどこで分かれやすいのか、襟足は自然に収まるのか、それとも浮きやすいのか。髪には一人ひとり違う生えぐせがあります。

たとえば、右側だけ外へ向きやすい方もいれば、前髪の一部分だけ強く分かれる方もいます。ショートでは襟足が浮いたり、つむじの影響でトップが割れたりすることもあります。

こうした特徴を見ながら、ドライヤーの風を入れる方向を変え、根元から毛流れを整えていきます。

つまり、ドライヤーは水分を飛ばすだけの道具ではなく、ヘアスタイルの土台をつくる工程の一つだと考えています。


 

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自然な艶は、オイルをつける前からつくっています

乾かすときにもう一つ意識しているのが、髪へのテンションです。

毛流れに沿って髪を適度に引き出しながら乾かすことで表面が整い、光が比較的均一に反射しやすくなります。そのため、最後にオイルをたくさんつけなくても、髪そのものに自然な艶を感じやすくなります。

もちろん、熱を強くすれば艶が出るわけではありません。必要以上の熱を長く当てれば、髪への負担になります。

大切なのは、適切な熱、風の方向、テンションを組み合わせて毛流れと髪の表面を整えること。

スタイリング剤は、整っていない髪を無理にきれいに見せるためではなく、最後に束感や動き、質感を加えるものとして使っています。


 

適度なテンションをかけながら毛流れに沿って乾かし、スタイリング剤に頼りすぎない自然な艶へ。

 

美容室では良かったのに、自宅では違って見える理由

美容室では、生えぐせや毛流れを確認しながら根元を整え、必要な部分にはテンションをかけて仕上げています。そのため、多少扱いにくい部分があっても、ドライの技術によってきれいに見せることができます。

一方、自宅で毎朝そこまで時間をかけられるとは限りません。

ドライヤーだけで終わりたい方もいれば、毎朝アイロンを使う方もいます。スタイリング剤をほとんど使わない方もいれば、スタイリングそのものを楽しんでいる方もいます。

どれが正しいということではありません。

重要なのは、美容師がその人の普段の生活を知ったうえでカットしているかどうかです。


 

ヘアスタイルには設計図があります。

髪の特徴と普段の扱い方まで考え、その人の毎日に無理なく馴染む形を組み立てています。
 

「再現性が高い=何もしなくても決まる」ではありません

美容室では「再現性の高いカット」という言葉をよく使いますが、僕は「誰でも乾かすだけで美容室とまったく同じになる」という意味では考えていません。

毎朝アイロンを使う方なら、それを前提にデザインしてもいい。反対に、ドライヤーだけで終わりたい方なら、できるだけその状態で形になるように長さや重さを考える必要があります。

スタイリング剤をほとんど使わない方に、ワックスをしっかりつけなければ成立しない髪型をつくっても、その方にとって扱いやすいスタイルとは言いにくいでしょう。

僕が考える再現性とは、普段髪にかけている時間や技術と、その髪型を完成させるために必要な工程との距離が近いこと。

だからこそ、これはカットした後ではなく、カットする前のカウンセリングから考える必要があります。


 

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普段のスタイリングまで聞いてから、カットを考える

ショートやボブをカットするとき、骨格や髪質、生え方、毛量だけを見ているわけではありません。

朝は髪を濡らすのか、ドライヤーだけなのか、ブラシを使うのか、毎日アイロンを使うのか。普段どのくらいスタイリング剤をつけるのか。

同じショートやボブを希望していても、ここが違えばカットの考え方も変わります。

たとえば横へ広がりやすい髪を「膨らむから」という理由だけで軽くすると、重さによる支えがなくなり、自宅で乾かしたときにかえって広がる場合があります。

美容室では僕がドライヤーで収められたとしても、その技術がなければ成立しないカットでは、翌日からお客様が困ってしまいます。

カットとドライは別々の技術ではなく、最初からつながっている。

これはショートやボブをデザインするときに、僕が大切にしている考え方の一つです。


 

骨格や髪質だけでなく、普段の髪の扱い方まで確認して、その人の生活に合うカットを考えます。


家で美容師と同じように乾かす必要はありません

だからといって、美容師とまったく同じドライヤーの使い方を覚えてもらう必要もないと思っています。

僕たちは毎日たくさんの髪を触っているので、ドライヤーの角度やテンションまで同じように再現してもらうのは現実的ではありません。

そこでお客様にお伝えするときは、その方の髪にとって特に影響の大きいポイントをできるだけ絞ります。


前髪が分かれやすければ、完全に乾いてから直すのではなく、濡れているうちに根元から乾かす。


片側だけ跳ねやすければ、毛先を内巻きにする前に根元の毛流れを見る。


トップが潰れやすければ、最後に持ち上げるだけではなく、乾かす途中から根元の方向を整える。


全部を上手にできなくても、自分の髪について「ここをこう乾かすと変わる」というポイントを一つ知っているだけで、毎日の扱いやすさは変わってきます。


 

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美容室での完成度より、その後の生活を見る

美容室にいる時間は数時間ですが、その髪型で過ごす時間はその後何週間も続きます。

だから僕は、サロンの鏡の前で一番きれいに見える瞬間だけを、そのカットの完成だとは考えていません。

翌朝、自分で乾かしたときにどうだったのか。数日経ってどこが気になったのか。2週間、3週間と伸びたときに扱いやすかったのか。

次回のカウンセリングでは、

「自分で乾かすと右側だけ膨らみました」
「アイロンを使わない日は毛先が広がりました」
「2週間くらいすると襟足が気になりました」

といったことも、そのまま伝えてください。

これはクレームではなく、次のカットをもっと自分に合わせていくための大切な情報です。美容師には、サロンを出たあとのお客様の髪を見ることができないからです。


 

5SCENE AOYAMAで大切にしていること

僕がショートやボブをつくるときは、骨格や髪質、生え方、毛量を見ながらカットし、ドライでは生えぐせや毛流れを整えていきます。

ただし、それと同じことを毎朝お客様に求めるわけではありません。

普段どのくらい髪に時間をかけるのかを知り、その生活から離れすぎない髪型を考える。必要であれば、その方の髪にとって効果の大きい乾かし方だけをお伝えする。


美容室で完成させるのではなく、その人自身が翌日から扱えるところまで考えてデザインする。

5SCENE AOYAMAで僕が考える「扱いやすさ」は、カット、乾かし方、そしてその人の生活が無理なくつながっていることです。

 

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表参道・南青山で、大人女性のショート・ボブを中心に担当しています。髪型だけでなく、ご自宅での扱い方まで含めてご相談ください。

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Posted by

齋藤 陽介

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